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HOME研究成果・教材ダウンロード > 平成25年度 実施報告

このページでは平成25年度実施報告書の要約を掲載しています。

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平成25年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告

■研究開発の概要

本校は,平成21年度から3年間にわたり,身近な野菜である「ダイコン」を中心素材として,課題研究の深化,教材化,国際化などの幅広い教育・研究開発を展開し,成果普及をしてきた。平成24年度以降はこれまでのダイコンコンソーシアムを通した高大連携と学校関連携を維持するとともに,「ダイコン」にとらわれない火山,環境,遺伝子などさまざまな分野での研究にテーマを広げ,研究発表会等を通じての情報交換により,互いの研究の成果やそのノウハウの向上を図っている。
さらに今年度は小学校,中学校を含めた連携を強化することを目的とし,これまでの高大連携により得たノウハウ等を生かし,従来の小中学校の課題(自由)研究支援に加え,生徒による出前授業を実施した。
これらは小中学生が取り組む観察・実験を高校生が主体となり支援し,関わった児童・生徒に対して,科学的に探求する能力と態度を育てることが目的であり,本校の中核拠点としての取り組みとして地域からの期待を集めた。特に出前授業では,小中学校の児童・生徒および職員から高く評価されるものとなった。(南日本新聞、2013、資料1,朝日新聞、2013、資料2)

■平成25年度実施規模

1 幹事校:鹿児島県立錦江湾高等学校(本校生徒28名)

2 連携校:SSH校10校(県外生徒25名)、その他7校(県内3校生徒計4名,県外4校生徒計9名)

3 連携研究機関:鹿児島大学,東北大学,九州大学,三重大学,鹿児島県農業開発総合センター,鹿児島県総合教育センター,鹿児島県立博物館,鹿児島市立科学館

■研究開発内容

○研究計画

1 幹事校である錦江湾高校が中心となり,県内外の高校等と連携し,本研究を推進する。

2 運営指導委員会(鹿児島大学,東北大学,九州大学,三重大学,県農業開発総合センター,県総合教育センター,県立博物館,県教育委員会)の先生方から指導していただき研究開発を行う。

3 鹿児島県には,教育を大事にする伝統や風土があり,地域が学校を支援する素地がもともと備わっている。そこで本校は,これまで取り組んできたSSH事業や,全国SSHコンソーシアムを通した学校関連携の成果等を活かし,鹿児島県における地域の中核的拠点として,高校だけでなく小学校,中学校,大学との連燐による理数教育を推進する。

4 研究結果は,コアSSH「鹿児島モデル」WEBサイト等を通して連携校間で相互に情報発信しながら,ブログ形式で研究成果のやりとりをし,大学等の連携機関からも指導・助言を頂く。

5 研究成果や教材開発に関わる成果を情報発信するとともに,連携校や小中学校への成果普及を積極的に行う。

○具体的な研究事項・活動内容

1 「科学の祭典」での本校生徒(生物研究部・天文物理研究部)による,夏休み理科自由研究相談:鹿児島市立科学館との連携(平成25年7月27・28日)

2 第1回コアSSH研究会・運営指導委員会:研究計画発表,鹿児島大学理学部(平成25年8月16・17日)

3 小学生(保護者)向けの高校生による自由研究支援:鹿児島大学内海教授および東北大学渡辺教授の協力のもと,宮城県仙台一第高校,石川県立小松高校,鹿児島県立錦江湾高校の3校で実施。鹿児島大学理学部(平成25年8月17日)

4 本校理数科生徒による小中学校への出前授業:鹿児島市立平川小学校,鹿児島市立福平小学校,鹿児島市立福平中学校で実施。(平成25年10月11日)

5 第2回コアSSH研究会・運営指導委員会:研究成果発表,三学会での発表,鹿児島大学理学部(平成25年12月7・8日)

6 県高等学校生徒理科研究発表大会(11月)で選ばれた県代表への課題研究支援:県高等学校文化連盟自然科学部会・県教育研究会理科部会,鹿児島大学理学部との連携(平成26年1月6日)

7 幹事校及び連携校の研究内容(各校の研究要旨,第3章の4,p9~19を参照)

■研究開発の成果と課題

○実施による成果とその評価

生徒の研究計画発表会や研究成果発表会では,全国14の連携校が集い,それぞれの研究について発表し,意見交換が行われた。昨年より,テーマもダイコン関連にとらわれず多岐にわたるようになり,異分野交流もより充実してきた。参加した高校生は,運営指導委員の指導や助言を受けるとともに,互いに質問し合うことで切磋琢磨して研究のノウハウや知識を習得できた。
また高校生による夏休み理科自由研究相談や小学生(保護者)向け自由研究支援を実施することにより,小中学生の理科に対する興味・関心や探求心を向上させ,具体的テーマを持って実験や研究に取り組ませることができた。またこれらの取り組みにより科学的思考力や判断力,表現力が育成されることが期待できる。
さらに高校生による小中学校への出前授業では,小中学生の「身近な科学」への興味関心を喚起し,同時に指導をした本校理数科の生徒達も「正確な知識」の大切さや分かりやすく説明する事の難しさを知るうえで良い経験となった。高校の教師ではなく高校生が小中学生を指導したことに大きな意味があり,高校生,小中学生の双方にとって有意義な交流であったと考えられる。
これらの取り組みにより,理数教育を推進させる地域の中核的拠点としての役割を果たし,児童・生徒の「目的意識を持った学習活動」や「科学的な自然観」の育成が期待できる。

○実施上の課題と今後の取組

今後の課題と取組としては,研究や理科自由研究支援等において,県内における連携校との関わりを充実させることや,生徒による出前授業において,実施校,実施学級を増加させ,指導する実験内容をより小中学校のニーズに合わせたものに工夫することなどがあげられる。

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平成25年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告

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目次
(PDF:165KB)
第1章 平成25年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告(要約)
第2章 平成25年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発の成果と課題
第3章 研究開発の概要

(PDF:1,485KB)
 各校の研究開発論文
(PDF:5,726KB)
 実施の効果とその評価
 研究開発上の課題及び今後の研究開発の方向・成果の普及

(PDF:1,167KB)
第4章 資料
(PDF:1,191KB)

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