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HOME研究成果・教材ダウンロード > 平成23年度 実施報告

このページでは平成23年度実施報告書の要約を掲載しています。

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平成23年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告(要約)

■研究開発の概要

本校は、幹事校として全国18のSSH校等と連携し、「ダイコンを基盤としたトータルサイエンスの実践」に取り組んでおり、身近な野菜である「ダイコン」を中心素材として、課題研究の深化、教材化、国際化などの幅広い教育・研究開発を展開し、成果普及してきた。本年度は、全国のSSH校を中心に、県内連携校5校(農業高校2校を含む)、県外連携校13校(農業高校1校を含む)による、「文理融合をも見据えた学際的教育研究の試み」として取り組み、高大連携の成果等が高く評価された(文教ニュース、2012、資料1)。各研究においても、大根焼酎の研究が学術雑誌(化学と生物、2011、資料2)に、高校間連携(SSH 校と農業高校)による交配大根研究の記事がビジネス雑誌(週刊ダイヤモンド, 2011、資料3)に掲載されたりして、全国に情報を発信した。また、研究の深化と他教科との連携を図る「トータルサイエンス」としての研究開発を展開し、学術的に高く評価された(日本水産学会誌、2011、資料4)。更に、ダイコン多様性研究に係わる取組が、読売新聞地域版(2011年4 月、資料5;9月、資料6;2012年1月、資料7)等に取り上げられるなど、地域にも注目されるコンソーシアムでもある。一昨年度に構築した、外部発信と遠隔地教育連携システムであるコンソーシアムWEBサイト(http://daikon-c.com/)を有効に活用し、高校相互、大学と高校の連携を進めた。また、 キャリア教育に係わる講義を実施し、生徒達の研究意欲を向上させるとともに、植物科学研究の学会にも参加した。教員連携による教材開発や成果公開・成果普及に努め、成果を連携校のみならず、広く小・中・高等学校などの教育に反映させる取組も行った。

■平成23年度実施規模

1 幹事校:鹿児島県立錦江湾高等学校(本校生徒30名)

2 連携校:東日本まで広がる8のSSH校(県外生徒32名)
その他9校(県内5生徒計17名、県外4校生徒計16名)

3 連携研究機関:鹿児島大学、東北大学、九州大学、三重大学、鹿児島県農業開発総合センター、 鹿児島県総合教育センター

■研究開発内容

○研究計画

1 幹事校である錦江湾高校が中心となり、県内外の高校等と連携し、本研究を推進する。

2 運営指導委員会(鹿児島大学、東北大学、九州大学、三重大学、県農業開発総合センター、県総合教育センター、県教育委員会)の先生方に指導・助言をもらい研究開発を行う。

3 鹿児島には特産の「桜島ダイコン」があり、それぞれの地方には、在来の「ダイコン」があるとされており、これらの交配による特有の形質評価をコンセプトとする「プロジェクト」を公募する。連携校は独自のテーマを設定し研究するが、研究対象としてはダイコンの他、キャベツ、 ブロッコリー、ケールなどのアブラナ科の植物も含む。

4 研究結果は、一昨年度構築したコンソーシアムWEBサイト等を通して連携校間で相互に情報発信しながら、ブログ形式で研究成果のやりとりをし、大学等の連携機関からも指導助言を頂く。

5 研究開発の内容は、理科・各科目との深いかかわりを持つことから、「ダイコン多様性研究教材開発プロジェクト」により、新学習指導要領の設定科目を見据えながら、研究内容を教材に活かす取組を推進する。

6 研究成果や教材開発に関わる成果を情報発信し、連携校や小中学校への成果普及を試みる。

○具体的な研究事項・活動内容

1 第1回研究会及び運営指導委員会(平成23年8月18、19日、鹿児島大学理学部)
コンソーシアムの方向性、東日本大震災復興研究(緊急提案)、本校・連携校の研究計画プレゼンテーション、指導・意見交換
講義:放射線の基礎-福島第一原発の事故の理解に向けて-(鹿児島大学、福徳准教授)
講義:植物を用いた土壌浄化について(九州大学、丸山准教授)

2 高校生向け講座(平成23年8月20日、鹿児島県立博物館、東北大学、渡辺教授)
キャリア教育講演会:大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス

3 第2回研究会及び運営指導委員会(平成23年12月9、10日、鹿児島大学理学部、資料4)
教材開発:ハマダイコンの生育する環境(種子島高校、久保教諭)
成果ポスター発表、三学会発表、東日本大震災復興研究について(資料6)

4 第53回日本植物生理学会の高校生発表(平成24年3月18日、京都大会、京都産業大学)
コンソーシアム参加校より本校を含む7校が発表予定
6校の植物の耐塩性研究を、東日本大震災復興研究の共同研究として、本校生徒が代表してポスター発表(宮城第一高校、小松高校、日高高校、広島国泰寺高校、致遠館高校、錦江湾高校)

5 幹事校及び連携校の研究内容(各校の研究要旨、第3章の4、p12~35を参照)

○各校の研究テーマ及び研究成果

連携校がまとめたレポートを「各校の研究活動」に掲載しています。

■研究開発の成果と課題

○実施による効果とその評価

本年度は、新規に県内連携校1校、県外連携校1校を加え、研究の深化等を目指し、全国19校体制で 取り組んだ。研究会や学会のポスター発表において、可能な高校に英文アブストラクトを作成して いただき、国際性を高める取組を行った。また、留学生や外国人研究者にも参加を呼びかけ、英文 ポスターによる発表時間を設定した。研究成果は、高校だけでなく、連携校近隣の中学校や小学校 においても利用可能なものにし、その普及に努めた。連携校である小松高校による「ダイコン多様 性をテーマとした小中高大連携の実践」や、本校の中学生への「日帰り体験入学授業」など、広く 成果の普及・波及に取り組んだ。更に、研究の深化と他教科との連携を図る「トータルサイエンス」としての研究開発も展開した。食材としてのダイコンは、理数教科のみならず、地域性や歴史・文化などと関連した、社会科学的にも研究開発の価値が大きい。本年度は、本校の食物科学班が「食文化からとらえたダイコンの研究」に取り組んだ。松山南高校の生物部と放送部が共同開発した生物ビデオ教材「交配実験の仕方」が愛媛県視聴覚教材コンテストで最優秀賞を受賞したり、アブラナ科植物の交配実験研究が神奈川大学主催の科学コンテストで高く評価されたりした。

○実施上の課題と今後の取組

開発された教材等は、小中高等学校で発活用しやすい形に改良したり、これらを普及させるための教員の研修活動にも積極的に取り組む。国際性を高める取組については、本校が英語教諭やALTとともに培ってきたノウハウを情報発信し、普及・波及させていく。コンソーシアムWEBサイトによる情報交換については、多くの生徒自らが活用しやすい形態に改善する。

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平成23年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告書

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目次
(PDF:0.08MB)
第1章 平成23年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告(要約)
第2章 平成23年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発の成果と課題
第3章 研究課題の概要

(PDF:0.95MB)
 各連携校の研究要旨
(PDF:4.65MB)
 実施の効果とその評価
(PDF:0.26MB)
第4章 資料
(PDF:2.16MB)

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