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HOME研究成果・教材ダウンロード > 平成22年度 実施報告

このページでは平成22年度実施報告書の要約を掲載しています。

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平成22年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告(要約)

■研究開発の概要

本研究の趣旨は、ダイコンの有する形態的多様性、環境適応の多様性(耐塩性)、生殖における多様性(自家不和合性)等の研究を通して、植物が獲得してきた多様性を研究し、その実態を明らかにすることである。2年目を迎えた本コンソーシアムでは、1年目の成果を充実・発展させ、ダイコンの栽培技術、遺伝学的交配、耐塩性検定、辛み成分の測定、辛み成分と抗菌活性、形態的多様性、遺伝子多様性等の研究を深化させることができた。昨年度に構築した、外部発信と遠隔地教育連携システムであるコンソーシアムWEBサイト(http://daikon-c.com/)を有効に活用し、高校相互、大学と高校の連携を進めた。また、プレゼンテーション能力やキャリア教育に係わる講義を実施し、生徒達の研究意欲を向上させるとともに、植物科学研究に係わる国際学会にも参加し、国際性を高める取組を行った。その他、教員間連携の一つである「ダイコン多様性研究教材開発プロジェクト」により、新学習指導要領を見据え、タイコンを素材とした教材開発を試みた。

■平成22年度実施規模

1 幹事校:鹿児島県立錦江湾高等学校(本校生徒24名)

2 連携校:東日本まで広がる11のSSH校(県外生徒42名)
その他8校(県内生徒22名、県外生徒8名)

3 連携研究機関:鹿児島大学、東北大学、九州大学、三重大学、鹿児島県農業開発総合センター、鹿児島県総合教育センター

■研究開発内容

○研究計画

1 幹事校である錦江湾高校が中心となり、県内外の高校等と連携し、本研究を推進する。

2 運営指導委員会(鹿児島大学、東北大学、九州大学、三重大学、県農業開発総合センター、県総合教育センター、県教育委員会)の先生方に指導・助言をもらい研究開発を行う。

3 鹿児島には特産の「桜島ダイコン」があり、それぞれの地方には、在来の「ダイコン」があるとされており、これらの交配による特有の形質評価をコンセプトとする「プロジェクト」を公募する。連携校は独自のテーマを設定し研究するが、研究対象としてはダイコンの他、キャベツ、ブロッコリー、ケールなどのアブラナ科の植物も含む。

4 研究結果は、昨年度構築したコンソーシアムWEBサイト等を通して連携校間で相互に情報発信しながら、ブログ形式で研究成果のやりとりをする。大学等の連携機関から指導助言を頂きながら、コンソーシアムを深化させる。

5 研究開発の内容は、理科・各科目との深いかかわりを持つことから、「ダイコン多様性研究教材開発プロジェクト」をコンソーシアム内に立ち上げ、新学習指導要領の設定科目を見据えながら、研究内容を教材に活かす取組を推進する。

6 研究成果や教材開発に関わる成果を情報発信し、連携校等への成果普及を試みる。

○具体的な研究事項・活動内容

1 国際学会での生徒発表(平成22年6月7日,パシフィコ横浜、国際シロイヌナズナ研究会議)4校5件の英語によるポスター発表、生徒9名

2 第1回研究会兼運営指導委員会(平成22年8月18~20日、鹿児島大学理学部)
コンソーシアムの方向性、本校・連携校の研究計画(プレゼンテーション)、指導・意見交換
講義:効果的なプレゼンテーション(大富教授、鹿児島大学)
講演:キャリア教育「科学とは、研究とは, 大学選択の視点とは?」(渡辺教授、東北大学)

3 高校生向け講座(平成22年8月20日、鹿児島県立博物館、渡辺教授、東北大学)
「アブラナ科植物の多様性」「科学とは、研究とは、大学選択の視点とは?」

4 第2回研究会兼運営指導委員会(平成22年12月17、18日、鹿児島大学理学部)
成果ポスター発表、三学会発表、教員間連携教材開発研究会

5 第52回日本植物生理学会の高校生発表(平成23年3月22日、仙台大会、東北大学)
コンソーシアム参加校より本校を含む13校が発表(高校生発表会要旨集の公表をもって成立)

6 幹事校の研究テーマ

鹿児島県立錦江湾高校 ・環境ストレスとダイコンの辛みとの関連性(下大田)
・ダイコンの辛み成分について(津留)
・桜島ダイコンを救え!! (中島)
~焼酎の開発による桜島大根の商業的利用の可能性を探る~
・桜島ダイコンと守口ダイコンの交配種育成(讃岐)

○各校の研究テーマ及び研究成果

連携校がまとめたレポートを「各校の研究活動」に掲載しています。

■研究開発の成果と課題

○実施による効果とその評価

本年度は、新規に県内連携校3校、農業高校2校、東北地方2校を加え、目標とする全国20校体制で共同研究に取り組むことができた。国際性を高めるための優れた取組として、3校の連携校と共同で取り組んだ6月の国際学会発表が挙げられる。日本の植物科学関連学会が主催する国際学会において、SSHコンソーシアムのブースを特設していただき、世界の第一線の研究者と肩を並べて発表する企画で, 世界の植物科学研究の権威者から高く評価された。また、昨年度に構築した、遠隔地教育連携システムである「コンソーシアムWEB サイト」を更に充実させ、ブログ形式で、高校生同士の情報交換や運営指導委員等からの指導助言による研究支援を行うことができた。
指導教諭による「ダイコン多様性研究教材開発プロジェクト」を立ち上げ、新学習指導要領の設定科目を見据えながら研究内容を教材化に活かす取組を推進した。松山南高校が開発したビデオ教材をコンソーシアムWEB サイトで広く公開した。本校では、この教材を活用するとともに、山川高校の研究グループに対し成果普及を試みた。この取組はコンソーシアムにおける地域連携の一つであり、農業高校とSSH校との共同研究の成果として地元新聞に大きく取り上げられた。

○実施上の課題と今後の取組

研究内容が多岐に渡ることから、関連研究分野の連携を密にし、生徒の課題研究内容を深めるとともに、国際性を高める取組を推進する。また、教員連携による教材開発や成果公開・成果普及に努め、成果を連携校のみならず、広く小・中・高等学校などの教育に反映させることを目的とする。更に、「トータルサイエンス」としての研究開発を試み、文理融合型教育研究も模索する。

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平成22年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告書

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目次
(PDF:0.08MB)
第1章 平成22年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告(要約)
第2章 平成22年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発の成果と課題
第3章 研究課題の概要

(PDF:1.03MB)
 各連携校の研究要旨
(PDF:1.51MB)
 実施の効果とその評価
(PDF:0.3MB)
第4章 資料
(PDF:0.2MB)

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