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新しいITC(イソチオシアネート)の測定方法

2014.11.22 [大阪] 住吉高等学校

お久しぶりです。
私たちの高校では大根の辛さの原因物質である"ITC"という物質について調べています。
今までは、改良グロート法という方法を用いて調べていました。
しかし、この方法では一部のITCしか測ることができないらしく、すべてのITCを測るために新たな計測方法を用いました。
それは、次のようになります。

①Na2B4O7・10H2O(4ホウ酸ナトリウム10水和物)50mMの水溶液500ml作成する。11N濃塩酸を滴下してpH8.5に調製しBufferを作成する。
②1.5mlのマイクロチューブに、①で作成したBufferを0.45ml入れる。
③メタノール0.45mlを②に入れる。
④大根の根部をジューサーミキサーで粉砕し、5分後搾汁液を50μl採取し③に入れる。
⑤メタノールで希釈した8mMの1,2-ベンゼンジチオール50μlを④に入れる。
⑥マイクロチューブのふたをして、ドライロックにて65℃で2時間加熱する。
⑦沈殿物を15000回転の遠心分離器で分離し、上澄液を採取する。
⑧上澄液を分光光度計365nmの波長で測定する。
⑨フェニルエチルイソチオシアネート(イソチオシアン酸βフェニルエチル)を標品として上記手順と同様に反応させ、得られた検量線から全イソチオシアネート濃度を測定する。

というものです。
これは、"渡辺悟ら.2011.辛味ダイコンの品種・栽培条件と根部搾汁液中の全イソチオシアネート濃度"
という論文に書かれていたものを使わせていただきました。

今後、この方法も用いて研究をしていきたいと考えています!!DSC_0004[1].JPGのサムネール画像

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この記事へのコメント(3)

住吉高校のみなさんへ
記事のアップお疲れ様です。
このように、連携校がそれぞれの特性を活かした研究をして、またHPに記事を書き、それについてコメントのやりとりがどんどんできるようになると良いですね。

住吉高校のみなさまへ


ダイコンコンソーシアム開設以来、一途に辛味成分の定量を続けておられる姿、素晴らしいといつも思っております。当初は、辛味定量をされている学校が他にもたくさんあったように思えますが、いろいろな分野に研究対象を移してますね。そんな中でぶれない住吉高校さんを尊敬してしまいます。そして、さらに深化しているようで、辛味のスペシャリストですね。
12月の鹿児島でお会い出来ることを楽しみにしております。
また、圃場の様子も聴かせてください。

授業で上記の方法で測定しているのですが遠心分離機で分離する時何分なのかと?の標品を作る時の手順を詳しく教えていただきたいです。

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